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2025/05/07

フルセン歯科 開業30周年記念特別講演会に参加してきました!

こんにちは、いちかわ歯科の市川です。 2025年4月5日(土)、国領駅前の「あくろすホール」で開催された「フルセン歯科 開業30周年記念特別講演会」に参加してまいりました。開業30年という大きな節目を迎えられた古仙芳樹先生のご功績に心から敬意を表するとともに、今後の歯科医療への展望とヒントに満ちた講演会でした。 この日は、100名限定の事前予約制の無料講演会ということもあり、会場には多くの歯科関係者や医療従事者、食育に関心を持つ保護者の方々が集まり、非常に熱気のある雰囲気でした。

第一部:古仙芳樹先生「健康を創造する予防歯科」

まず最初の講演は、主催でもある古仙芳樹先生による「健康を創造する予防歯科」。予防歯科の第一人者である古仙先生から、単なる虫歯や歯周病の予防にとどまらない、”健康寿命の延伸”を意識した歯科のあり方についてお話を伺いました。 「歯を守ることは、命を守ること」という言葉が非常に印象的で、口腔内の健康が全身の健康と直結していることを、データと症例を交えて分かりやすく解説してくださいました。当院でも力を入れている「定期的なメンテナンス」や「生活習慣の見直し」に、あらためて自信を持つとともに、より患者さんに伝わる形で啓発していく必要性を感じました。

第二部:幕内秀夫先生「じょうぶな子どもを作る基本食 ―考え方から実際まで―」

続いて登壇されたのは、食生活改善の第一人者・幕内秀夫先生。私自身、以前からブログ(幕内先生の公式ブログ)や著書を拝見しておりましたが、実際にお話を聞くのは初めてで、非常に楽しみにしておりました。 特に印象的だったのは、「子どもの健康は食習慣で決まる」という強いメッセージと、その具体的な実践方法です。著書『粗食のすすめ』や『子どもをじょうぶにする食事は、時間もお金も手間もかからない』にもある通り、和食中心のシンプルな食事こそが、子どもの体と心を育むベースになるというお話は、非常に説得力がありました。 食事が乱れると、集中力の欠如や感情の不安定さ、そして虫歯や歯列不正といった口腔の問題にもつながるとのこと。当院では、お子さまの歯科治療とともに保護者の方への食育アドバイスも行っておりますが、今回の講演を通じて、さらに一歩踏み込んだ「日常生活の中で実践できる基本食の提案」ができるように感じました。

地域とともに、口から全身の健康づくりを

今回の講演会を通じて、「予防歯科」と「食育」は、まさに車の両輪であると再認識しました。歯科医院としての役割は、ただ歯を治すだけでなく、地域の皆さまの健康を「口から」支えることだと、改めて心に刻んでおります。 いちかわ歯科でも、これまで以上に予防の大切さや日常の食事のあり方について、患者さまとともに考え、実践していけるよう努めてまいります。気になることや不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。 今後も、地域の皆さまの健康を支える存在であるために、学びを続け、日々の診療に活かしてまいります。

いちかわ歯科 院長 市川