口腔機能低下症とは?~むせる・食べにくいなどのお口のサイン~
こんにちは。
武蔵浦和・中浦和エリアにある、いちかわ歯科です。
前回のブログでは、「誤嚥性肺炎」と「オーラルフレイル」の関係についてご紹介
しました。
食べ物や飲み物を飲み込む力が低下すると、誤嚥性肺炎のリスクが高まることが
あります。
では、ご自身のお口の機能はどうでしょうか?
「最近、食事中にむせることが増えた」
「以前より固いものが食べにくくなった」
「滑舌が悪くなった気がする」
このような変化はありませんか?
実は、お口の機能はある日突然低下するのではなく、日常生活の中で少しずつ変化していくことがあります。
今回は、こうしたお口の変化に気づくために知っておきたい「口腔機能低下症」についてご紹介します。
【 あなたはいくつ当てはまりますか?お口のセルフチェック】
まずは、普段の生活を振り返ってみましょう。
□ 食事中にむせることが増えた
□ 固いものが食べにくくなった
□ 食事に時間がかかるようになった
□ 滑舌が悪くなったと感じる、または指摘される
□ 口の中が乾きやすくなった
□ 食べこぼしが増えた
□ 半年前と比べて、食欲や食べられる量が減ったいかがでしたか?
当てはまる項目があるからといって、すぐに病気と決まるわけではありません。
しかし、こうした変化はお口の機能を見直すきっかけになります。気になる症状がある方は、ぜひ歯科医院で相談してみましょう。
【口腔機能低下症とは?】
口腔機能低下症とは、加齢や病気などの影響によって、食べる・話す・飲み込むといったお口の機能が低下した状態です。
お口の機能というと「歯」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、健康に食べたり話したりするためには、歯だけでなく、舌や唇、頬の筋肉なども大切な役割を担っています。
例えば、次のような機能が関係しています。
噛む力 : 食べ物をしっかり噛み砕く力
舌の力 :食べ物をまとめ、飲み込む動きを助ける力
舌や唇の動き:食べるときや、はっきり話すときに必要な動き
お口の潤い :食べ物を飲み込みやすくし、お口の環境を保つ働き
飲み込む機能:食べ物や飲み物を安全に飲み込むための働き
これらの機能が低下すると、食事や会話がしにくくなり、毎日の生活にも影響が出ることがあります。
【お口の衰えは、全身の健康にも関係します】
お口の機能が低下すると、固いものを避けたり、食べられるものが限られたりすることがあります。
その結果、十分な栄養をとりにくくなり、筋力や体力の低下につながる場合も
あります。
また、外出や人との交流が減るなど、生活の質に影響することも考えられます。
さらに、飲み込む機能が低下すると、食べ物や唾液が誤って気管に入る「誤嚥」が起こりやすくなり、誤嚥性肺炎のリスクにもつながります。
もちろん、こうした変化が必ず起こるわけではありません。
大切なのは、お口の小さな変化を見逃さず、早めに気づいて対策することです。
【歯がたくさん残っていても、安心とは限りません】
「自分の歯はたくさん残っているから大丈夫」そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、ご自身の歯を大切に守ることはとても重要です。
しかし、『歯が残っていることと、お口の機能が十分に保たれていること』は、必ずしも同じではありません。
歯がたくさん残っていても、舌の力が弱くなっていたり、噛む力が低下していたり、飲み込む機能に問題が生じていたりすることがあります。
だからこそ、歯の本数やむし歯・歯周病の有無だけでなく、お口全体の機能にも目を向けることが大切なのです。
【歯科医院では、どのような検査をするのでしょうか?】
いちかわ歯科では、必要に応じて口腔機能低下症の検査・診断・管理を行っています。
検査では、例えば次のような項目を確認します。
– 舌の力(舌圧)
– 噛む力(咬合力)
– 舌や唇の動き
– 食べ物を噛み砕く力
– お口の乾燥
– お口の中の衛生状態
– 飲み込む機能に関する状態
※実施する検査は、お口の状態や必要性などによって異なります。
検査結果をもとに、現在のお口の状態を分かりやすくご説明し、お一人おひとりに合わせた対策をご提案します。
例えば、
– お口の体操
– 舌や唇のトレーニング
– 食事や栄養に関するアドバイス
– 毎日の生活習慣の見直し
などを通して、お口の機能を維持・改善できるようサポートします。
口腔機能低下症の検査や管理は、一定の条件を満たす場合、健康保険が適用されます。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
【お口の機能を守るために、今からできること】
口腔機能低下症は、症状が進んでから対応するのではなく、早めに気づき、対策を始めることが大切です。
毎日の歯磨きや定期的な歯科医院でのメインテナンスに加えて、お口の機能にも目を向けてみましょう。
よく噛んで食べること、お口や舌を動かすこと、栄養バランスのよい食事を心がけることも、健康なお口を維持するための大切な習慣です。
そして、むせる、食べにくい、口が乾くといった変化が続く場合には、年齢のせいと決めつけず、早めに相談することをおすすめします。
【お口の健康から、健康寿命を延ばすお手伝いを】
人生100年時代といわれる今、長く生きることだけでなく、元気に自分らしく生活できる期間を延ばすことが大切です。
おいしく食べる。
家族や友人と楽しく会話する。
笑顔で毎日を過ごす。
そんな何気ない日常を支えているのが、お口の健康です。
いちかわ歯科では、むし歯や歯周病の治療だけでなく、お口の機能を守ることにも力を入れ、地域の皆さまの健康寿命を延ばすお手伝いをしています。
【武蔵浦和・中浦和で、口腔機能低下症が気になる方へ】
「最近、食事中にむせるようになった」
「以前より食べにくくなった」
「滑舌が悪くなった気がする」
そんな変化は、お口の機能を見直すサインかもしれません。
武蔵浦和・中浦和エリアのいちかわ歯科では、口腔機能低下症の検査・診断・管理を行っています(健康保険の適用には条件があります)。
気になる症状がありましたら、「年齢のせい」と決めつけず、お気軽にご相談ください。
これからも、お口の健康を通して、地域の皆さまがいつまでも「食べる・話す・笑う」を楽しめる毎日を支えてまいります。
医療法人H-P Smile いちかわ歯科
院長 市川賢一
〒336-0031 さいたま市南区鹿手袋
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